ふわふわ

‪滞ったふわふわがぼくたちのあいだで結晶しはじめたので、いつのまにかぼくたちはくっついてしまった‬。

‪ふわふわは髪を、歯を、骨を溶かした。物理的に骨抜きになってしまったぼくたちはふわふわに従うように、ゆっくりと時間をかけて溶け、そしてまたゆっくりと混ざり合い、ひとつのティーポットのなかで‬永遠だけを待つのだった。