全然白くない部屋

私の部屋は正しい人々が作った正しいもので溢れている。正しいとか言ったらぶん殴られるかもしれない。それでもみんな正しい。正しい創作物を纏う私はいつも空っぽで取り繕っても正しくはなりきれない。ペンキだけ塗り替えられた錆びた建物みたいな、なんだか寂しいよねそういうの。なんだったんだろう。

正しいものたちにまとわれた私と正しいものにまとわりつく私が同じなんて信じられない。のは私だけかもしれない。優しいからいつも大事なところで目隠しさせてくれる。そういうものって全然青くも白くもない。